「WBSツール」の多くは、実はガントチャート
世に「WBSツール」と呼ばれるものの多くは、実際にはガントチャートの エディタです。行を並べ、日付を引く——それは確かに便利ですが、 WBS の本質である「work を breakdown した structure」を 組み立てる道具にはなっていません。
MS Project や OpenProj / LibrePlan といった本格PMツールも、 行単位の移動はできても、工程ブロックを構造ごと自由に付け替えることは できません。日本の祝日カレンダーも内蔵されず、見積もりは結局 Excel に逆戻り——そんな経験から、Plesfeda は作られました。
Plesfeda はプロジェクトマネジメントの道具ではありません。 このボリュームの仕事が、はたして納期内に収まるのかを冷静にジャッジするための 道具です。主役は分解(breakdown)と階層構造(structure)。 依存関係・スケジュール・ガントチャートは、すべて構造からの派生的な出力です。
「分解する」を、そのまま入力する
ボード上にタスクを置き、「分解」を選ぶ——すると点線の入力枠が2つ現れます。 1つ目はカーソルの入ったアクティブ枠、2つ目は次の入力を予告するゴースト。 Enter を押すたびにゴーストがアクティブになり、新しいゴーストが生える。 分解の思考と同じテンポで、子タスクを積み上げていけます。
途中で中断してもアクティブ枠はゴーストに戻って親の末尾に残るので、 あとからゴーストをクリックするだけで再開できます。 ゴーストは確定するまでデータに載りません。
- subtree ごとの付け替え ノードを別のノードに重ねてドロップすると、配下ごと親が変わります。空白へのドロップで root 化。後から親を作って既存の root をまとめる、ボトムアップな構造化も可能です。循環は常に拒否されます
- WBS 番号は派生表示 1.2.3 形式の番号は位置から自動採番。付け替え・並べ替えで振り直され、データには持ちません
- 工数のロールアップ 葉には工数を手入力。親には配下の再帰合計(Σ)が自動表示されるので、root を見れば構造全体のボリュームが分かります
- 親の削除は選択式 直下の子を独立した root に昇格させるか、subtree ごと削除するかを、その場で選べます
構造が、日程に変わる
タスクには先行タスクを宣言できます(finish-to-start)。 葉の最早開始は「親の開始」と「先行タスクの完了」の遅い方—— この単純な規則だけで、PERT/CPM の前進計算が構造全体の最早完了を返します。 ツールバーには常にプロジェクトの最早完了が表示され、 クリティカルパスはノードと依存線で強調されます。
ガントはツリーから生成される読み取り専用レポート。土日・休暇を除いたカレンダー、クリティカルパス(橙)、マイルストーン(◆)に対応
依存の循環や祖先・子孫への依存はエラーとして表示され、 解消するまでガント出力はブロックされます——おかしな構造のまま 「それっぽい日程」を見てしまう事故を防ぐためです。
印刷は縦横2次元のページ分割で、各ページにヘッダとページ番号が反復されます。 そのまま帳票として出力でき、日ヘッダをクリックすれば任意の日を休暇にできます。 工数の単位は「日」と「時間」を選べます。
名前の由来
「Plesfeda」は、ウェールズ語で「編む/組み紐」を意味する pleth と、古アイルランド語で「木々」を意味する feda の組み合わせです。feda はまた、失われたケルト文字 オガムの字母の総称でもあります——オガムの文字は、 すべて樹木の名を持つとされます。
木々を編んでひとつの構造にする。WBS を組み立てる行為そのものの名前です。
設計上の選択
- ローカル動作 データはブラウザの localStorage と JSON ファイルにのみ保存。アカウントもクラウドも不要で、外部への送信は一切ありません
- ガントは読み取り専用 設計上の選択です。日程を直接いじって帳尻を合わせるのではなく、構造を直して日程を見る——それがこのツールの使い方です
まずは触ってみて、「こう使いたい」を聞かせてください。